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第6回目解雇されたらどうするの?
「明日からもうこなくていい」
「お前はクビだ」
「今日付けで解雇します」
ある日突然,このような言葉を投げかけられ,会社をクビになってしまうことがあります。会社をクビになっては生活していけないし,どうしたらよいかわからない・・・,そんなときのお助けになればと思い,クビと言われたときの対応の仕方,考えるべきこと,相談した方がよいことなどについてのアドバイスを紹介します。
会社をクビになることは,生活に極めて大きな影響を与えるものです。
クビとは,法律的に言えば「解雇」と呼ばれるもので,日本の法制度上はそう簡単にできるものではありません。しかし,会社の社長や上司がみな法律の専門家というわけではありませんので,法律的に許されないことを知らないで解雇が言い渡されてしまうこともありますし,分かった上で解雇を行う悪質な場合もあります。
いずれにせよ,会社がクビだと言い出してしまったら,翌月からの給料は支払われません。このような状況になってしまったら,どうすればいいのかはわからない方がほとんどだと思います。
労働基準監督署(労基署)に相談することを考える方もいらっしゃるかもしれませんが,労基署は,労働基準法違反の行為があればそのことに対して会社に指導に入ることはあっても,個別の労働者の解雇撤回について,裁判まで付き合ってくれるわけではありません。労基署への相談に全く意味がないということはありませんが,あなた自身の問題を直接解決してくれることにはつながらないと考えていただいた方がよいと思います。
実際に解雇されてしまったら,まず,どうすれば良いのか。会社に戻ることはできるのか。解雇されて会社で働くことができない間の給料はどのように取り扱われるのか・・・等,解雇に関する疑問は数多くあると思います。
弁護士は,解雇された方からの相談に,あらゆる場面でお応えすることができます。次から具体的なアドバイスを紹介しますが,わからないこと,困ったことがあったら,なるべく早めに直接ご相談いただくことをお薦めします。
- 掲載日:
- 2022年10月4日
- 監修者:
- 川島 英雄 弁護士