お互い夫婦の呼び方は、難しい・・・。
おおぞらNo.26(2013年夏号)で、ご報告した通り、心臓の僧帽弁閉鎖不全に伴う検査・手術のため、しばらく業務を休止していました。「神様がくれた休息」と称して、退院後もしばらく自宅療養に努めていましたが、11月に入って本格復帰しました。見た目はちょっと痩せましたが、いたって元気です。大変ご迷惑をおかけしました。
その休息に、この間大変お世話になった慰労を込めて、かみさんと二人で出雲方面に旅行に行ってきました。かみさんは足立美術館を堪能し、僕は古代の出雲に改めて思いを巡らすことができました。
ところで僕は、妻のことを、「かみさん」と説明するのが普通です。親族相手だと、名前だけですませます。(本名を出すのはちょっと躊躇するので、とりあえず「さおり」としておきます。僕は、かって南沙織の大ファンでした・・・。)子どもたちとは、「おかあさん」になりますね。
かみさんが、僕のことを、「主人」というのは、えらくかしこまったとき位です。親族だと、「賢二さん」になりますが、子どもたち相手も含めて、「おとうさん」の割合がかなり高いです。
そして妻は、僕と面と向かっても、ほとんど「おとうさん」と、呼びます。「おとうさん」という呼びかけに、「テレビ消して。」などの頼みごとから、「お風呂入る?」なんていう問いかけも、ほとんど「おとうさん」。ちょっと違和感を感じます。だって僕は、かみさんの「お父さん」じゃないもん!
とはいうものの、僕も面と向かって、かみさんをどう呼んでいいか、正直戸惑うことがあります。昭和の夫婦のように、「おい!」だけで済ませるはずがありません。でも、あいまいにしたままが多いなあ。もちろん今さら「さおりさん」や「さおりちゃん」は、絶対にありません。たまに「さおり」と呼び捨てにすることはありますが、それよりも呼びかけは、「あんた」に近い感じでしょうか。でも、「おかあさん」とは呼びたくないなあ。
みなさんは、どう呼び合っていますか?愛情とは言いませんが、きっとそれぞれに長年連れ添ってきた月日にふさわしい呼び方があるのでしょうね。