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こんなときどうすればいい?

 

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相続の基本 〜これだけは知っておきたいこと

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2. 介護をしていれば相続で有利になるとは限りません 〜寄与分〜

 両親を引き取って介護したのだから相続のときにはその分が考慮されるのではないか…そう思う方は少なくありません。
 実際、相続の制度には「寄与分」という制度があり、両親の介護をしたことによって相続の際に有利に考慮されることもあります。
 しかし、この「寄与分」という制度には限界があり、介護の負担の大きさに比例して相続で有利に考慮されるとは限らないのです。そのため、場合によっては、介護についてほとんど考慮されずに他の相続人と全く同じ相続分でしか相続できないこともあるのです。

*寄与分とは

 寄与分とは、特定の相続人が、被相続人の財産の維持または形成に特別の寄与、貢献した場合に、その相続人に対して寄与に相当する額を加えた財産の取得を認める制度をいいます。
 ここで書いたとおり、寄与分といえるためには、被相続人の「財産」の維持または形成に特別の寄与、貢献があったことが必要となるので、(1)特定の相続人の寄与行為によって被相続人の財産の維持又は増加があること、(2)寄与行為が「特別の寄与」といえることの双方が必要となります。

 具体例で見てみましょう。
 最も認められやすい例は、ある特定の相続人が両親に財産を贈与したようなケースです。これによって両親の遺産が増えていたということになれば、寄与分として認められやすいといえそうです。
 場合により認められる可能性があるケースとしては、両親の事業を手伝ったり、両親の賃貸不動産を管理したようなケースです。この場合には、両親から給与をもらっていたりすると「特別の寄与」と認めてもらえない可能性があるため、常に寄与分が認められるとまではいえないのです。
 そして、もっとも難しいのがやはり介護になります。介護は「寄与分として考慮される=相続する財産が増える」こともあるのですが、配偶者や親子など、扶養義務のある人同士では「扶養の一環」とされてしまい、「特別の寄与」と認めてもらえず相続で全く考慮されないこともありうるのです。

 

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